ビジネス用語

ビジネス用語:強み・弱み

自分の強みは何か、気になりませんか?また、自分には強みがないものと、勘違いしていませんか?
私自身、強みがないと勘違いして生きていました。また、強みがないと嘆きながら、強みを探す・強みを作るべく、資格取得やセミナーを受けるなど放浪している時期もありました。
振り返ると、そもそもの「強みの定義」が明確でない、あるいは誤解している方がとても多く、注力すべきポイントを誤っている印象があります。

しかしながら、着実にビジネス成果を発揮していくためには、自身の強み・弱みをしっかり理解していることは欠かせません。本日は、この「強み」「弱み」を定義します。

定義

強みの定義

強みとは、個人や組織が優れている能力・特性・資質を指します。
生まれ持った特性・資質(才能)に加え、これまでの経験を積み重ねたことによる能力・特性の両面を備えていることが一般的です。

「考えずとも発揮している能力・特性・資質」も、強みと言えます。意図をもって強みを発揮することができていないものの、自分では気がつくことなく強みを発揮し続けている方が多いことも事実です。考えずとも、当たり前にできてしまうこと・考えずとも容易にできてしまうこと、これらは大きな強みと言えます。

弱みの定義

弱みとは、個人や組織にとって、劣っている・不足している能力・特性・資質を指します。
劣っている・不足していると感じるには「何かしらの基準・比較対象」があるはずですが、「何かしらの基準・比較対象がない状態で」弱みを捉えている、弱みを嘆いている場面が多々見受けられます。

強み・弱みの活用

意図した強みの発揮

ビジネスにおいては、強みがあるだけでは成果が生まれませんし、競争に打ち勝てません。全てのメンバーが、強みを発揮している状態であることが欠かせません。なお、「強みを発揮している状態」とは、「他の人や競合相手より優れたパフォーマンスや成果を発揮するために、意図をもって強みをフル活用することができている状態」であり、「その状況を維持・継続」し続けることが欠かせません。

弱みを他者で補完する

メンバーの弱みを、他者の強みで補ったうえで組織運営を行います。スピード感ある人、質高く慎重に進める人。感覚で捉える人、論理的に捉える人。それぞれの強み・弱みを把握したうえで、組織運営にリスクがないように、組織の弱みを補うことが求められます。

強み・弱みの注意点

強みと弱みは表裏一体

強みと弱みは、表裏一体です。弱みを言い換えると、強みになることが一般的です。
自身の弱みを、強みに言い換えるならば、どのように言い換えるでしょうか?

時と場合により、強みが弱みになる・弱みが強みになることを知っておくことが必要でしょう。検証やレビューといった場面では、スピード感が命取りとなる可能性があります。一方で、災害復旧など一刻を争う際には、じっくり手順を確認する作業が命取りになるかもしれません。時と場合により、強みにも弱みにもなるということです。
また、ビジネスで発揮している強み、プライベートで発揮している強み、相手により発揮する強みなど、相手や環境によっても大きく変わります。
場面・環境・関わる方々などを念頭に置き、どのように関わっていきたいのか、どのような自分でいたいのかなどを振り返り、時と場合にあわせて、どのように強みを活用していくかを、整理しておくこと。具体的に決めておくこと。時と場合により、柔軟に切り替えていくことがポイントです。

弱み(一例)強み(一例)
怒りっぽい大切にする考えがある、考えを率直に伝えることができる
3日坊主、継続が苦手取捨選択している、状況に応じて優先順位を変えている
優柔不断、決断に時間がかかるじっくり丁寧に判断する、最後まで手を抜かず諦めない

強み・弱みは誰にでもある

一例として、先ほどの表に書かれている「怒りっぽい」「3日坊主、継続が苦手」「優柔不断、決断に時間がかかる」といった弱みは、強弱あるものの「誰もが持っている要素」と言えます。誰もが多くの強み・弱みを兼ね備えており、何かのきっかけで「強く発揮することができる」ことが現実だと感じます。更には、意図して「強みを発揮する」ことがビジネスでは欠かせません。

強み・弱みを深刻に捉えすぎないこと

最後に、強み・弱みを深刻に捉えすぎないことです。
強み・才能、そして弱み。これらは、これまで生きてきた経験の結晶であり、あなた自身です。あなたから切り離すことができない、あなたの一部です。自分が嫌になるほどの弱みや、ネガティブな自分、最低だなと感じる自分がいることを受け止めてほしいのです。私自身も、最低でゲスな自分もたくさんあります。これまでベストを尽くして生きてきた結果であり、これらも含めて私自身です。

その上で、仕事や他人に対しては、喜ばれる自分・価値提供できる自分・素晴らしい自分を発揮してほしいのです。自分を否定せず、無理に変えようとせず、自分の強み・才能を発揮する場面を意図して、周囲や組織のため・地域や世の中のために、強みを発揮し続けて欲しいのです。
これが、私の切な願いであり、「ビジョン:誰もが、可能性と能力を発揮しあえる社会の実現」の真意です。

企業においての取り組み

強み・弱みの可視化

ビジネスにおいては、「特性・資質」を複数の質問やマークシートで測定する手法が用いられるケースがあります。その瞬間の内容が記録されますが、職場にいくとどうか、家庭ではどうか、環境や相手が変わるとどうかなど、残念ながら詳細をフォローすることが容易ではありません。

客観的フィードバック

私自身は、独立以降4万人以上(計算しなおしていないのですが、最低でも5~6万人以上)に関わってきた知見から、具体的な「強み・弱み」「強みを更に発揮するポイント」「業務現場での懸念点や改善点」フィードバックをしています。

また、自身で「強み・弱み」を可視化して理解したい、納得感をもって記録したいという方に関しては、可視化するツールを用いてコーチングセッションを行っています。

体験・体感したい方は、弊社コーチングサービスの無料体験をご利用ください。

コミュニケーションカードを見せている様子

まとめ

これらは、あくまでも一例です。
相手に伝わりやすいように相談する、短い時間で共通認識を取るには、正解・不正解はありません。ビジネス成果を高めるために、自身が仕事を円滑に進めるために、工夫し続けていただけたら嬉しいです。

無料動画セミナー・無料メールマガジンに申し込む

よい会社株式会社とは

よい会社は「課題解決専門会社」です。誰もが可能性と能力を発揮しあえる社会の実現を目指しています。
プロジェクト・コーチング・企業研修などの手段を通じて、企業の「よりよい未来」実現をご支援します。

企業研修・組織コーチング・長期プロジェクトを通じて
貴社・顧客・市場・社会の「より良い未来」を創り上げる

これが弊社の事業目的です

企業向けサービス

貴社・顧客・市場をよりよくする手段を提供しています

企業向け研修・プロジェクト

スキル学習と体験ワークで、思考・行動が変わることでビジネス成果を目指します。

営業分野、マネジメント分野、課題解決を中心としたスキルを習得し、日常業務の成果を高めるための研修です。ビジネスの原理原則を体験型ワーク・グループディスカッションで学習し、参画メンバーのスキル習得・社員成長、更には業務成果の拡大を実現します。

企業向けコーチング

認識共有・解決策模索など、組織単位の行動が変わることで目標達成を目指します。

組織・メンバーの「目標・理想像の実現」「困りごとの解決」を支援するサービスです。対話によって自発的行動を促し、目標達成・課題解決を継続的に支援するプロセスを、是非ご体感ください。無料体験より、お気軽にお申込みください。

企業向け実働支援

スピード感をもって事業を推し進めるために、重要な業務を受け持ちます。

経営者・管理職層が、経営・事業に専念できるように、業務負担をあらゆる角度から軽減します。経営に注力するために、重要度の高い中長期的戦略、管理職や社員の支援などを含めて、経営層のパートナーとして実業務を推し進めます。

個人向けサービス

社会で活躍する個人に向けた手段を提供しています

公開セミナー

スキル学習と体験ワークで、思考・行動が変わることでビジネス成果を目指します。

目標達成、課題解決、営業やマネジメントなど、成果を発揮したい経営者・個人事業主・学生やアスリートを対象に実施。考え方や判断基準・進むべきビジョン・目的・目標、実現に向けた行動といった「学校や会社では教わらない」原理原則を扱います。

個人コーチング

個人成果を発揮し続けたい方向けの、理想の未来を実現するためのコーチングです。

個人の「目標・理想像の実現」「困りごとの解決」を支援するサービスです。対話によって自発的行動を促し、目標達成・課題解決を継続的に支援するプロセスを、是非ご体感ください。無料体験をご用意していますので、お気軽にお申込みください。

コミュニケーションカード

目に見えないコミュニケーションを、可視化して共有できる学習ツールです。

自分らしさを知る、自分と他人の違いを知る、これらをコミュニケーションに活用することで、自分らしさの発揮を目指します。将来的に有料サービスが提供できるような、ステップアップの機会を設けています。一緒に学習しましょう。

-ビジネス用語