日常使っている改善という単語に加え、変革が求められている、いや抜本的な改革が必要だなど、近しい単語が会議で飛び交う場面があります。そもそも、どんな意味かを知っているかどうかで、発する意見や提案も変わるはず。だからこそ、本質を理解しておくことが大切です。本日は、改善と変革を定義します。

改善 improvement の定義

改善(英:improvement)とは、より好ましい・望ましいものへ改めること。そのための創意工夫の取組みを指します

業務の目的・目標達成に向け、業務プロセス全体をより良い状態に変える 継続的活動であり、目的・目標を達成しつつ生産性を高めることを指す場合が多いのが特徴です。大きな投資をすることなく、今あるリソースを生かした活動が中心で、業務レベルの内容を一般職が取り組むのが一般的です。品質向上・顧客満足向上・省力化・効率化・安全性向上・リスク削減・コミュニケーション向上といった観点が重要です。

建物においてはリフォーム。自動車においては、マイナーチェンジ。パソコンにおいてはアップデートといったことが、改善に近しい要素ではなでしょうか。

変革 transformation の定義

変革(英:transformation)とは、物事を根本から変えて新しくすることを指します。

昨今においては、外部環境の急速な変化に対応するため、仕組み・制度・手法(商品・サービス)などを 根本的に変えて新しくすることを指します。現状を根本から見直すため、経営層や管理職が中心となる事業戦略的な規模感であり、予算規模や投資金額が大きくなることが一般的です。変えていこうとする覚悟や、ときには大きな痛手をともなうことさえありえる。市場がシュリンクしている、法規制が変わりビジネスの転換が求められる、新たな競合が出店してきたなど、常に外部環境が変わり続けます。それに対処するには、変革する必要があると、ここ10年変革の必要性が叫び続けられてきました。

建物においてはリフォームではなく建て替え。自動車においてはマイナーチェンジではなくモデルチェンジ。パソコンにおいてはアップデートではなくアップグレード、あるいは買い替え。これらが、変革に近しい要素ではなでしょうか。

また、物事を根本から変えるという意味では、イノベーションが同義語として扱われる場合も多々あります。市場や社会に大きな好影響が生まれるかどうかが、大きな違いになりそうです。なお、改革においては、組織や制度をよりよくするという意味で用いられるということを補足しておきます。

イノベーション(英: innovation)とは、新たな技術や考え方により、新たな価値を創造し、市場や社会的に大きな好影響が生まれること

企業においての取り組み

現状を根本から見直すことにより、膨大な作業と時間が必要なため、先送りされ続けているのが実情です。特に、社内システムと業務プロセスは密接にリンクしており、複数のシステムが複雑に連携されていることが障害となっているようです。また「なぜ、このルールが必要なのか」「なぜ、このような手順になっているのか」といった経緯が誰もわからず、形骸化したルールや手順に縛られているために、トラブルにならないように放置するといったことも散見されています。

弊社プログラムである、イノベーション実践課題解決研修においては、「現状からできることは何か」「少ない工数で、大きな成果を発揮するために、何ができるか」など、チームで共通認識を持って、一歩前に推し進めるという点を大切にしています。前に推し進めるためには、後ろ向きな「やらなきゃ」ではなく、前向きに「やりたい」と思えることが大切であり、取り組むことで得られる利益・喜びがあるという点が欠かせないポイントであると感じています。

課題解決研修のページで、イノベーション・課題解決といった、現状をよりよくする企業活動・事業活動の全体像をご紹介しています。必要があれば、ご参考いただけますと幸いです。

よい会社株式会社とは

よい会社は「課題解決専門会社」です。誰もが可能性と能力を発揮しあえる社会の実現を目指しています。
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