10/10のメルマガでは、「現実が変わる２つの方法」をお伝えしました。
本コラムでは、要約版を記載致します。
なぜ現実が変わらないのか？
多くの企業に訪問して気がつくことは、問題・課題・原因が明確になっているにも関わらず、解決しそうに見えない場合がほとんどであること。これまでと、同じ基準による判断・行動を繰り返しているから、当然同じ結果になる。
原因・判断・行動・結果…これらの因果関係は、とてもシンプルです。
過去の原因を変えることはできませんが、未来の判断・行動を変えることはできるはず。
現状を変えるには「うまくいっていることを継続する」ことに加えて、プラスアルファの「判断・行動」が必要です。
このような観点を基に、現実を変える具体的な方法をお伝え致します。
行動１：目的・理想像・ありたい姿を描く
そもそも、自分はどこに向かうのか？という目的・方向性・目指す姿として扱われるのが「理想像」「ありたい姿」です。
この「理想像」「ありたい姿」には、２つの意味があります。
１つは、自分は何者なのか？という定義、セルフイメージ。
もう１つは、自身の未来・自身が生み出す未来という未来像、未来イメージです。
自身を定義する
自身は何者であるか、自身はどのような存在であるかを定義します。定義は１つではなく、複数になることが一般的です。場合によっては、10以上になることも考えられます。
- 私は、出会った人を幸せにする存在である
- 私は、世の中に新しい商品サービスを生み出す存在である
- 私は豊かで愛されており、社会を更に豊かにする存在である
未来を仮設定する
仕事を通じて・この人生を通じて、どのような未来を実現するのかを仮設定します。中長期的な未来像であり仮設定ですので、見直す・変える・ブラッシュアップして構いません。
- 誰もが、可能性と能力を発揮しあえる社会を実現する
- 世の中に必要とされる商品・サービスが生まれる関りを通じて、地方や地域・日本全体の魅力・競争力が拡大する未来を実現する
行動２：これまでと異なる行動を実行する
先ほど定義した、「自身の定義」「仮設定した未来」に、近づくための具体的行動を模索します。これまで避けてきた内容や、これまでと異なるチャレンジングな内容が生まれます。その結果、これまでと異なる結果や知識・経験が得られます。
もちろん仕事だけでなくともOKです。仕事以外から、仕事力や才能につながることも多々あります。私自身も、仕事に関わらず『やりたいことをリスト化して実行した』ことで可能性が開花しました。ただし、闇雲にやるのではなく、意図を持ち取り組むことが効果的だと感じます。
やりたい
業務上取り組んでみたいこと、プライベートで取り組んでみたいことを洗い出し、実行するというシンプルなものです。
下の例は、私が実現させた一例です。
- 業務の改善案を、リストにまとめて上司と認識合わせする
- ビジネスアイディア・新事業コンテストにエントリーする
- 大好きな俳優が出演するドラマに、エキストラで参加する
- 大好きなバンドライブを地元で見たく、東北ツアーを企画する
行きたい
業務上で行きたい場所、プライベートで行きたい場所を洗い出し、実行するというシンプルなものです。
下の例は、私が実現させた一例です。
- 気になっている、講座の事前説明会だけ行ってみよう
- お客様であるＡ社と競合各社の、新店舗に行ってみよう
- 青春18きっぷを購入して、本州を一人で縦断してみよう
- いつもは飛行機旅行だけど、今回は船で北海道旅行しよう
会いたい
業務上お会いしたい方、プライベートで会ってみたい方を洗い出し、実行するというシンプルなものです。
下の例は、私が実現させた一例です。
- お客様Ａ社トップに、展望や中長期計画を聞きに行こう
- 新商品の構想を基に、加工販売会社へ意見を聞きに行こう
- 尊敬する著者、Aさん・Ｂさんのセミナー・講演会に行こう
- 大好きなアスリートのファンクラブイベントに、親子で行こう
やめたい
何かを実行すると、新たな行動が次々に生まれて、タスクが増える・時間が取れなくなるといった弊害が考えられます。
必要に応じ、習慣や行動を改める必要があるかもしれません。
- 有効な営業訪問を増やすために、無意味な訪問を減らそう
- 業務を効果的に進めるため、何も決定しない会議をやめよう
- スマホを無駄に触る時間、マンガを買い読む習慣をやめよう
- 自宅でお菓子やカップ麺を食べる・お酒を飲む習慣をやめよう
補足：心理的ブロックへの対処
「自身の定義」「仮設定した未来」に、近づくための具体的行動に取り組む際に、行動を妨げる心理的ブロックが発動することも。
テレアポや飛び込み営業を苦手とする営業パーソンが、電話でアポイントを取る際に、電話できない…ということが起きがちです。
過去の経験において、電話を掛けた成功体験が僅かな場合。あるいは、電話先から「否定された」「嫌われた」「価値がないと思われた」というようなネガティブな体験を強く記憶している場合などは、電話という行動に嫌悪感や拒否反応を示しがちです。
「自分は営業パーソンとして、お客様から喜ばれる存在である」というセルフイメージを刷り込むこと、「失敗しても良いので電話する」という行動に許可を出すことが必要です。私のコーチングでは、セルフイメージの書き換え・ブロックの対処も時間をかけて取り組んでいますので、行動を加速させたい方はお声掛けください。
参考情報
ありたい姿・あるべき姿
実現に直結する、ありたい姿と目標設定
ありたい姿・目標設定のポイント
まとめ
これまでと異なる目的・理想像といった方向性に向けて、具体的でチャレンジングな行動によって、これまでと異なる結果や知識・経験が得られます。また、「決める」「実行する」「できた」を繰り返すことで、目標は達成できるものだというセルフイメージが醸成されます。
中長期的に、潜在意識・セルフイメージといった、行動を妨げる障害を除去することにつながりますので、一歩ずつ実践いただきたいです。
よい会社株式会社とは
よい会社は「課題解決専門会社」です。誰もが可能性と能力を発揮しあえる社会の実現を目指しています。
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企業研修・組織コーチング・長期プロジェクトを通じて
貴社・顧客・市場・社会の「より良い未来」を創り上げる
これが弊社の事業目的です
企業向けサービス
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