ビジネスの悩み

ビジネスの悩み:実現に直結する、ありたい姿と目標設定

7/25のメルマガでは、「実現に直結する、ありたい姿と目標設定」をお伝えしました。
本コラムでは、要約版を記載致します。

無料動画セミナー・無料メールマガジンに申し込む

目標が達成できない理由とは??

多くの企業に関わる中で、目標が達成できない理由が明確に見えています。
一例をあげると、

●現場を観察することなく、周囲から意見を聞くことなく、自分の頭の中だけで目標設定や計画を進めてしまっている
●QC活動・改善活動といった問題解決において、原因特定せずに、なんとなく解決策(目標・計画)を立ててしまっている
●将来的に実現したい未来像・具体的イメージを描かずに目標設定してしまっている。目標が最終到達点となってしまっている
●G-PDCAに置き換えると、C検証が機能していない(7/18コラムをご参照ください
●目標という言葉が嫌いだ、目標という言葉に嫌悪感を抱いている

特に行動を妨げる要因と感じる点は「目標という言葉が嫌いだ」「目標という言葉に嫌悪感を抱いている」というものです。研修で受講者に問いかけると、50人中48人以上が「嫌悪感」に反応します。この潜在意識に固定している「目標=嫌なもの」という認知を書き換える必要があるのです。

研修・コーチングにおいては、この認知を書き換えることを具体的に取り入れています。
この行為こそ、研修効果に直結する一つのポイントではないかと感じています。

ありたい姿・あるべき姿

そもそも、どこに向かって目標設定するのか?という時に、目指す姿として扱われるのが「ありたい姿」「あるべき姿」です。言い換えると、将来的に実現したい未来像・具体的イメージであり、目的・理想像やビジョンと近しい言葉でもあります。一方で「ありたい」「あるべき」の単語は、近しいようでかけ離れている意味合いであるため、ここでは定義を確認しておきましょう。

課題解決研修のスライド

ありたい姿

ありたい姿とは、自分自身、自組織または自チームが望む、理想の状態を指します

目的、理想像やビジョンと近しい言葉ですが、自身を表す「~できる存在」「~できる状態」といった表現であることが一般的です。
制約や前提条件を外して「全て自分の思い通りになるなならば、どうありたいか」を基に導き出された状態を言います。また、自ら導き出すことにより、魅力的で実現したい内容となることが一般的です。

あるべき姿

あるべき姿とは、世の中の前提やルールを基にした理想の状態や、外部・第三者などから見た客観的な理想の状態を指します

第三者と自身が合意できる「ごく真っ当な内容」となることが一般的です。頭では理解できる一方、魅力的に感じにくい・実現への行動につながりにくいなど、行動や結果が生まれにくい点に注意が必要です。

ありたい姿は、実現したい!という魅力がある。あるべき姿は、周囲が望んでいる理想や期待である。
これらをマッチングさせることで、能動的に取り組みながら、周囲の期待に応えていくことができるはずです。

目標設定のステップ

Step1:ありたい姿を描く

例えば「月額売上予算〇〇円」といった会社から与えられた期待を達成するためには、自分がどうありたいか「ありたい姿」を描くという点がスタート地点です。言い換えると、ありたい姿・あるべき姿のマッチング作業とも言えます。

繰り返しになりますが、
目的・理想像やビジョンと近しい言葉です。自身を表す「~できる存在」「~できる状態」といった表現であることが一般的。制約や前提条件を外して「全て自分の思い通りになるなならば、どうありたいか」を基に導き出された状態を言います。また、自ら導き出すことにより、魅力的で実現したい内容となることが一般的です。

例:お客様の悩みに寄り添い、お客様の悩みを解決し続ける存在
例:お客様の期待を大幅に超える、成果・結果を発揮できる存在

自分がやりたい!実現したい!と思えるような、ありたい姿が実現につながるポイントです。

Step2ー1:達成目標(数値目標)を描く

月額売上予算〇〇円を達成しながら、お客様の悩みを解決し続ける存在として、自分がやりたい!と言える達成目標を設定します。ダイエットに置き換えると、3カ月後の体重や体脂肪量・ウエストといった具体的数値にあたります。

例:月に〇〇人、お客様の困りごとや悩みを聞く機会を設ける
例:月に〇〇件、お客様に有益な情報を直接お届けする

自分がやりたい!実現したい!と思えるような、取り組みたくなるような数値を設定することがポイントです。そのためには、自身がモチベートする「やる気スイッチ」「やりたくなるキーワード」を盛り込むことがポイントと言えます。

Step2-2:2つの達成目標(数値目標)を描く

目標数値が大きすぎると、もう達成できそうにないと諦めてしまいがち。反対に、目標が小さすぎると、チャレンジングな取り組みに至りません。そこで、目標数値を2つ描くのがまさにポイントです。

例:最低の目標:最低限死守する、最低でも達成できる目標(月に〇〇人、月に〇〇件)
例:最高の目標:本当はここまで達成できたら最高だという理想的な目標(月に〇〇人、月に〇〇件)

自分がやりたい!実現したい!と思えるような、取り組みたくなるような数値を設定することがポイントです。そのためには、自身がモチベートする「やる気スイッチ」「やりたくなるキーワード」を盛り込むことがポイントと言えます。

Step3ー1:行動目標(数値目標)を描く

Step2-2で設定した「最低の目標」「最高の目標」を達成するため、何を何回行動すると実現できるかを目標化します。ダイエットに置き換えると、体重を1日〇回計測する・計測した体重を記録する・腕立て伏せを〇回行う・1日〇歩〇分歩くといった点です。

例:お客様の困りごとや悩みを聞く機会を設けるために、1日〇件電話する
例:お客様に有益な情報を直接お届けするために、1日〇件メール送信する

これなら出来そうだ!ありたい姿の実現につながりそうだ!と思えるような納得感、自身がモチベートする「やる気スイッチ」「やりたくなるキーワード」が欠かせません。

Step3-2:2つの行動目標(数値目標)を描く

Step3ー1で設定した行動目標が壮大すぎると、行動につながりません。「最初の1歩」を着実にクリアするために、ハードルを小さくする・負担感をなくすことが欠かせません。ダイエットに置き換えると、体重計を買う・体重計を置く場所を決める、腕立て伏せをする場所を決める・1日1回だけでOKといった点です。

また、この行動目標においても「最低の目標」「最高の目標」が欠かせません。ダイエットに置き換えると、「腕立て伏せを最低1日〇回、可能であれば〇回」「散歩を最低〇分、可能であれば〇分」というような内容に当たります。

例:お客様の困りごとや悩みを聞くために、最低1日〇件電話する、可能であれば〇件電話する
例:お客様に有益な情報を届けするために、最低1日〇件メールする、可能であれば〇件メールする

目標に取り組んでみると、アポイントが増えると電話がおろそかになる・商談が増えるとメールする時間がなくなるといったことが起きがちです。大切なのは行動することですので、最低限の行動を設定することです。実際に取り組むと目標自体を軌道修正する必要が出てきます。G-PDCAで言うとC検証部分です。あらかじめ検証する日程を決めて置き、もう少し数行動目標数値を増やそう・達成目標を増やそうなど、目標や計画を見直しながら取り組むことが欠かせません。

参考情報

ありたい姿・あるべき姿

現実を変える2つの方法

ありたい姿・理想像を描く3つのポイント

目標達成を実現する、目標設定3つのポイント

まとめ

与えられた目標・期待・予算などを達成するためには、ありたい姿をマッチングさせること。
達成目標と行動目標を設定すること、最高の目標と最低の目標を設定すること。
最終的に、やりたい!と思える達成目標・実行目標になっていること。

これらが、目標の実現・目標達成には欠かせないことをご活用ください。

無料動画セミナー・無料メールマガジンに申し込む

よい会社株式会社とは

よい会社は「課題解決専門会社」です。誰もが可能性と能力を発揮しあえる社会の実現を目指しています。
プロジェクト・コーチング・企業研修などの手段を通じて、企業の「よりよい未来」実現をご支援します。

企業研修・組織コーチング・長期プロジェクトを通じて
貴社・顧客・市場・社会の「より良い未来」を創り上げる

これが弊社の事業目的です

企業・団体向けサービス

貴社・顧客・市場をよりよくする手段を提供しています

企業・団体向け
研修・プロジェクト

スキル学習と体験ワークで、思考・行動が変わることでビジネス成果を目指します。

営業分野、マネジメント分野、課題解決を中心としたスキルを習得し、日常業務の成果を高めるための研修です。ビジネスの原理原則を体験型ワーク・グループディスカッションで学習し、参画メンバーのスキル習得・社員成長、更には業務成果の拡大を実現します。

商工会議所・法人会
団体向けセミナー

経営者に向けた、現状抱える課題の解決策・解決に向けた事例提供を行います。

昨今の課題である原価高騰に伴う利益額向上や、営業力・課題解決力・リーダーシップなど、企業価値・企業の売上利益を最大化させる『根本・本質・ボトルネック』を、最短ルートで解決に近づけるポイントを中心に、社内展開できる内容を扱います。

企業・団体向け
コーチング

認識共有・解決策模索など、組織単位の行動が変わることで目標達成を目指します。

組織・メンバーの「目標・理想像の実現」「困りごとの解決」を支援するサービスです。対話によって自発的行動を促し、目標達成・課題解決を継続的に支援するプロセスを、是非ご体感ください。無料体験より、お気軽にお申込みください。

企業・団体向け
実働支援

スピード感をもって事業を推し進めるために、重要な業務を受け持ちます。

経営者・管理職層が、経営・事業に専念できるように、業務負担をあらゆる角度から軽減します。経営に注力するために、重要度の高い中長期的戦略、管理職や社員の支援などを含めて、経営層のパートナーとして実業務を推し進めます。

個人向けサービス

社会で活躍する個人に向けた手段を提供しています

公開セミナー

スキル学習と体験ワークで、思考・行動が変わることでビジネス成果を目指します。

目標達成、課題解決、営業やマネジメントなど、成果を発揮したい経営者・個人事業主・学生やアスリートを対象に実施。考え方や判断基準・進むべきビジョン・目的・目標、実現に向けた行動といった「学校や会社では教わらない」原理原則を扱います。

個人コーチング

個人成果を発揮し続けたい方向けの、理想の未来を実現するためのコーチングです。

個人の「目標・理想像の実現」「困りごとの解決」を支援するサービスです。対話によって自発的行動を促し、目標達成・課題解決を継続的に支援するプロセスを、是非ご体感ください。無料体験をご用意していますので、お気軽にお申込みください。

コミュニケーションカード

目に見えないコミュニケーションを、可視化して共有できる学習ツールです。

自分らしさを知る、自分と他人の違いを知る、これらをコミュニケーションに活用することで、自分らしさの発揮を目指します。将来的に有料サービスが提供できるような、ステップアップの機会を設けています。一緒に学習しましょう。

-ビジネスの悩み