先日とある番組を見ていて、とある俳優さんが繰り返している言葉「勉強になりました」が気になりました。一言で言うと、本音に聞こえなかったのです。ビジネス現場においても、この言葉を口にした多くの人が成果に結びついていないことをご存じでしょうか。
今回は「勉強になりました」が結果につながらない理由と、成果を出すポイントや手順について深掘りします。
目的と結果の違い
まず私たちが理解しておくべきことは、「勉強すること」ではなく「結果を出すこと」が重要であるということです。勉強することは価値があることですが、それだけでは目指す成果は得られません。ビジネスの世界では、何かを実現すること・何かを得ることが最終的な目的です。勉強はそのための手段に過ぎません。目的を明確に持たない勉強は、ただの情報収集で終わってしまいがちです。
例えば、新たなマーケティング手法を学ぶ・新たな資格を得るために学ぶ・SNS集客法にお金を払うなど、新たな知識を得ることが大切なことですが、それをどのような目的で活用するかという具体的プランがなければ、知識や学びは結果に結びつきません。目的を持たずに学んだ知識は、実践に移されないまま記憶の片隅に追いやられてしまい、忘れ去られてしまいます。
結果を出し続ける人の特徴
時々結果をだすことは容易なものですが、結果・成果を出し続けることはとても難しいものです。この難易度が非常に高いことを実現している「成果を出し続けている人々」には、明確な共通点があります。彼らは単に「勉強になりました」と満足するのではなく、「実際にやってみたのですが」「この点を詳しく教えてください」など、具体的な行動に移したうえで「より良い状態への進化」を目指しています。「成果を出し続けている人々」の学びは、常に目的・何かを実現すること・何かを得ることに直結しているのです。
目的・達成イメージを明確化している
成果を出す人々は、まず何を達成したいのかを明確に定めています。例えば、新しい市場に進出することを目標とするならば、そのための具体的なステップを設定し、そのために必要な知識を選び抜いて学びます。資格を取ることが目的ではなく「利益額を拡大するために、資格を取得する」など、常に目的・達成イメージを明確化しています。
行動・実践を重視している
学んだことをすぐに実践するのが、成果を出す人々の特徴です。彼らは理論を知るだけで満足せず、具体的な行動計画を立て、実際に試してみます。たとえ失敗したとしても学びや経験に変えたうえで、より良い結果・成果に向けて活かし続けています。
フィードバック・更なる教えを求めている
成果を出し続けるためには、この手順で間違いがないか・改善できる点がないかなど、具体的なフィードバックが欠かせません。「成果を出し続けている人々」は、行動・実践に対するフィードバックを積極的に求めます。例えば「このようにやってみたのですが、手順はあっていますか?」「この手法を試してみましたが、見直すポイントはありませんか?」と尋ねることで、より深く理解すること・改善する機会を得ています。また、教える側から見ると、実際に取組んで切磋琢磨している人を応援したくなり、更なるスキルや手法を教えたくなるものです。その結果、信頼や信用につながり、場合によってはビジネスや協業に発展することも多く、私自身もこのような場面を幾度も目にしています。
学びを成果に変える具体的ステップ
繰り返しになりますが、学びが成果につながらない理由は、学びが「目的・達成イメージ」に向けた「行動・実践」に結びついていないからです。ごくごく当然のステップであるために、つい見逃してしまいがちであるため、再度原理原則に立ち返って『基本のステップ』にならって、学びを成果につなげていきましょう。
明確な目的・達成イメージを設定する
どのような目的で、何を達成したいのかを具体的に定めましょう。目的、目標、更には「実現した際に湧き出るありありとした感情」が明確であるほど、実現するためのモチベーション・具体的なアイディア・必要な知識やスキルが具体化されます。
詳しい内容は、弊社コラムに記載しています。本ブログ下段にある「参考情報」のコラムよりご参照ください。
行動・実践する
学んだことをすぐに試してみましょう。理論を実際の行動に移すことで、初めて学びが生きた知識となります。大量行動、継続的行動や習慣化、日々のふり返りによって、行動のスピード・クオリティが両輪で加速します。
フィードバックを受ける
行動の結果に対するフィードバックを求めましょう。セミナーや研修においては、事務局・主催者・講師に予め相談すること、連絡先を交換しておかないと、フィードバックが得られません。社内においては、上司・同僚・関連部署からの意見を取り入れ、改善点を見つけることが一般的です。
改善し続ける
フィードバックを元に、行動を改良していきます。日々のふり返りをスケジューリングすること、週や月度のふり返り時間を設けること、振り返りは複数人で行うことなどにより、ふり返りの効果が高くなると言われます。振り返りと改善についても、学びと実践を繰り返すことで、より効果的な手法が見つかりす。工夫しながら継続しましょう。
参考情報
ありたい姿・あるべき姿
目的・目標・手段
実現に直結する、ありたい姿と目標設定
現実を変える2つの方法
まとめ
繰り返しになりますが、「勉強すること」ではなく「結果を出すこと」こそが重要です。成果を出ぢ続けるためには、明確な目的を持ち、学びを具体的な行動に結びつけることが欠かせません。学んだことを行動・実践し、フィードバックを受ける・改善し続けることで、初めて本当の成果が得られます。「何かを実現したいのか」「何を手に入れたいのか」を自問自答し、目的、目標、更には「実現した際に湧き出るありありとした感情」をイメージする・明確化することを、目標設定やふり返りの一部に取り入れてみましょう。
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